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「悠哉!」
「おう。」
大学の授業が終わり、話掛けてきたのは俺が唯一話している友達..... 中野だ。
「この前ノートさんきゅーな!」
「なんも気にすんな。」
中野は頭は普通で、大学にいるときは大概寝ている。
だからよくノートを貸したりしている。
そのくせ起きたらすぐ女の子と合コンをしたりして、俺から言わせればチャラい。
なぜか、俺はかっこいい部類に入るらしく、よく中野に誘われるが全て断っている。
そして、今日も....
「今日もあるけど来るか?」
「毎回言ってるけど俺はパス」
「悠哉きたら絶対モテるのになぁー.....
まだあの時のこと引きずってるのか?」
あの時....
その言葉に俺は少し動揺する。
「んなわけねぇーだろ。」
そう言って俺はカバン持って、出口へと歩いた。
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