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中野は俺の過去を唯一知ってる存在。
知っていると言っても詳しく話したわけではない。
チャラい奴だが大事なことはちゃんと聞いてくれるし、俺の事を想って合コンなどを誘ってくれている。
その優しさが嬉しいから俺はこいつだけいればそれでいいと思っている。
電車を乗り継ぎ、30分かけ自宅に向かう。
この移動だけで疲れる俺は、ダルそうに扉の鍵を開ける。
扉を開けると、綺麗に片付いた部屋がそこにはあり、一人暮らしにしては結構片付いていると自分で思う。
俺はカバンを適当に床に置いて、すぐベッドの上に倒れ込んだ。
「はぁ~.....疲れた」
少し寝るか。
そして、朝になっているのがいつものパターン。
これが当たり前の生活になっている俺は、すぐ深い眠りに入った。
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