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「法師様が神を愚弄するのですか…?」
「いえいえ…別に馬鹿になんかしてませんよ?人間様が凄すぎるんです。歴史の偉人の積み重ねで知識は増幅し、こんな素晴らしい力が誕生した」
自分達の神を崇高している村人達にとって目の前で公言されていく言葉が信じられないでいた。いや、いくら聖職者といえどよそ者に突然自分達の神よりも優れていると言われれば激昂し考える余地もないだろう。しかしこの青年の言葉の意味は理解できないが何故か力を感じる。
「ではではご披露しましょう!皆さんも聞いてて見たくなってきたでしょう?体感してみたいでしょう?分かってます。只今ご覧に入れましょう!」
こほん…、咳払いを一つに。
場の空気が変わった。
「今回は青でいきましょうか」
りん…
空気が色を持ったかの様に、周りの雰囲気が、波ゆく音が響くと同時に世界が青へと変遷する。
「えっ…?」民衆の一人から疑問の声があがった。手のひらに雪が舞い落ちたのだ。ふと空を見上がるが空は晴天のまま。それにも構わず雪が舞い始める。
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