『烏の巣』カウンセラー サカエダ

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幻想郷、日本のどこかにあるらしいそれは、通常我々の住む世界とは隔絶され、お互いが干渉することは殆ど無い。 しかしこの「殆ど」というのがみそで、現代においても少なからず幻想に関わる人間がいるということを示している。 あるものは気紛れに連れてこられ、 あるものは世界から忘れられ、 そしてあるものは妖怪の餌にされる。 通常小説における主人公というのは、とある大妖怪の気紛れに付き合わされた者がなるものであるのだが、今回は、運良く生き残った餌用の人間に焦点を当ててみよう。
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