24377人が本棚に入れています
本棚に追加
/950ページ
「では魔法量を測るとしよう。基本、魔力を持たない人間はいないが、ギルドメンバーの平均は70万~100万くらいだ。帝クラスになると500万~700万ぐらいだな。右の水晶に触って魔力を流してくれ」
とりあえず、みんなの平均ぐらいはあるといいなぁ。
だけど、どうやって魔力って流すんだろう?
「魔力ってどうやって流すの?」
「うむ……実際に流して教えたほうが手っ取り早いのだが、君の場合は召喚された側であるから、うっかり契約してしまうことになるかもしれんからな」
「リョウガさんと契約……わたくしが教えて差し上げますわ!!」
「姫、落ち着こうか」
なんかよく分からないけど、流れろって思ったらいいのかな?
ま、適当でいっか。
流れろ~。
バリンっ!!!
「「「………」」」
水晶、粉々に割れちゃった…。
僕、軽く触っただけだよね?
「一応2000万まで測れる水晶なのだが……」
「さすがリョウガさんですわ!(ちっ。どさくさに紛れて契約と思いましたのに、これだけ多かったらできませんわね……)」
……なんだろう。
今、サフィからなんか危険なオーラを感じた気がする。
気のせいだよね?
「リョウガ。次は属性なんだが、込める量は少しにしてくれ。また壊れたらかなわんからな」
「あ、はい」
少しだけ、少しだけ……
水晶は七色に光った後、灰色と白銀に光った。
壊れないか心配だったけど、大丈夫そうだ。
「これでいいの……って、二人共どうしたの?」
「「………」」
なんか、二人とも唖然とした表情でちょっと怖いんだけど……。
僕、また何かした?
「自然属性と特殊属性全部に、破壊と創造……初めて見た」
「伝承でしか見たことありませんでしたわ……実際に存在する属性だったのですね……」
「あの~僕、まだ属性について、よく分かんないんだけど……」
自然とか特殊とか、どういう意味?
最初のコメントを投稿しよう!