学校に行こう!…その前に

3/8
前へ
/950ページ
次へ
「測定しに行くしに行く!どんな魔法が使えるか知りたい!」 「属性は知らんが、魔力は俺より少し低いぐらいだろうな。お前と契約するのに、俺の全魔力を持ってかれた。契約は対象者より魔力が強くないとできないからな」 「普通の人ってどのくらい?」 「ギルドメンバーの平均はランクによるが、まあ70万から120万ぐらいか。帝クラスは最低300万は必要になるな」 「ちなみに、カインはどのくらい?」 「1200万。ちなみに、属性は自然、特殊全部と空間だな」 ……んん? えーと。 たしか魔導書では属性は一人につき1つ、多くても3つって書いてあったような? 「多っ!?」 何その主人公補正。 カインも絶対主人公の位置でしょ。 え、龍雅って必要? 「ちなみに、帝経由で得た情報だと、お前の幼馴染は2000万測れる計測器を振り切ったらしい。ちなみに属性は自然、特殊計全部と破壊、創造らしい」 「え、なにその規定外」 あのヘタレ、どれだけ主人公補正受けたんだよ。 ヘタレ勇者(屑)のくせに。 「さっそくSSランクに飛び級だ。恐らく、すぐに俺と同じZランクに上がってくる。二つ名は検討中らしい」 「二つ名、『ヘタレ屑勇者』でいいじゃん。全帝権限でそれに決定してきてよ」 「俺にそんな権限はない。というか、いくらなんでもそれだと国民が納得しないだろ」 つまり、カインは納得するんですね、分かります。 うん、二つ名がどんなのに決まろうが『ヘタレ屑勇者』を広めてやる。 「……またロクでもないこと考えてる」 「考えてないよー。しぃちゃん、起きて。お出かけするよー」(棒読み) 「くぅん?」 さ、魔力測定魔力測定♪ たーのしーみー♪
/950ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24385人が本棚に入れています
本棚に追加