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「測定しに行くしに行く!どんな魔法が使えるか知りたい!」
「属性は知らんが、魔力は俺より少し低いぐらいだろうな。お前と契約するのに、俺の全魔力を持ってかれた。契約は対象者より魔力が強くないとできないからな」
「普通の人ってどのくらい?」
「ギルドメンバーの平均はランクによるが、まあ70万から120万ぐらいか。帝クラスは最低300万は必要になるな」
「ちなみに、カインはどのくらい?」
「1200万。ちなみに、属性は自然、特殊全部と空間だな」
……んん?
えーと。
たしか魔導書では属性は一人につき1つ、多くても3つって書いてあったような?
「多っ!?」
何その主人公補正。
カインも絶対主人公の位置でしょ。
え、龍雅って必要?
「ちなみに、帝経由で得た情報だと、お前の幼馴染は2000万測れる計測器を振り切ったらしい。ちなみに属性は自然、特殊計全部と破壊、創造らしい」
「え、なにその規定外」
あのヘタレ、どれだけ主人公補正受けたんだよ。
ヘタレ勇者(屑)のくせに。
「さっそくSSランクに飛び級だ。恐らく、すぐに俺と同じZランクに上がってくる。二つ名は検討中らしい」
「二つ名、『ヘタレ屑勇者』でいいじゃん。全帝権限でそれに決定してきてよ」
「俺にそんな権限はない。というか、いくらなんでもそれだと国民が納得しないだろ」
つまり、カインは納得するんですね、分かります。
うん、二つ名がどんなのに決まろうが『ヘタレ屑勇者』を広めてやる。
「……またロクでもないこと考えてる」
「考えてないよー。しぃちゃん、起きて。お出かけするよー」(棒読み)
「くぅん?」
さ、魔力測定魔力測定♪
たーのしーみー♪
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