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◇◇◇◇
ここがフィレンチェ王国の王都か……。
この国のどこかに、邪神の神殿があるんだよな?
そして、女神もこの国のどこかにいるはず!
転生したばかりで何も分からなかった俺に、色々教えてくれた女神!
神々しいまでの銀髪、天使な女の子を抱く母性に満ち溢れた可愛い女神!(※脳内で美化されています)
無一文だった俺にお金まで恵んでくれた優しい笑顔!(※脳内で美化s……略)
絶対に見つけてやるからな!
銀髪はこの世界でも珍しいみたいだから、きっと見つかる!
「ガンバレ俺!!」
「……ちょっと、あの人急に叫んだわよ」
「顔はカッコいいのに、行動が残念だわ」
……またやってしまった。
もう大通りなんですよねー……。
とりあえずは女神にもらったお金も全部食費に消えて残り少ないし、どっかのギルドにでも入るか!
俺強いはずだから、いきなり高ランクになっちゃったり!?
そしたらきっと、モテモテだよな!
脱、モテない人生!
燃えてきたぜ!
よし!
一番大きなギルドに入って、俺の凄さを分からせてやる!
「一番のギルド?そりゃ、国営のギルド『純白の騎士』が一番だろうけど、あそこは推薦がなかったら入れないよ。民営最大規模の『清龍』の方がいいんじゃないかい?ギルドメンバーは腕のいいのが揃ってるし、何より全帝様が所属しているから、実際のところ、実力はこの国一だからね。この大通りをまっすぐ行けばあるよ」
「あんがと、おばちゃん!」
教えてくれた八百屋のおばちゃんに手を振って、言われた通り、大通りをまっすぐ進む。
……ん?
あっちから歩いてくる銀髪発見!
あ、けど男か。
黒髪の可愛い彼女と銀髪の幼児を連れてるし。
若い親子連れかよ。
くそ、イケメンが!
リア充滅べ!
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