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「……えー……」
まさかの誰も助けに来ないってオチでした。
○フォイ君、確実に死んだね。
いや、途中からカインがここの魔力相殺の結界に追加でなんか足していたのは気づいているけどさ。
不死結界とか追加したんだろうけどさ。
先生も一応教師なんだから止めに来ようよ。
仕事なんだからさ。
「せんせー?この場合ってどーするの?」
「あー、そーだなー……。まぁ、ルディスに途中から不死結界を追加させといたから問題ないだろ。とりあえずはルディス。結界を解いてくれ」
「はい」
カインが結界を解くと、茫然としてへたり込んでいる○フォイ君と、なぜか龍雅が倒れていた。
「……なんでこいつがいるの?」
思わず首を傾げた。
だってこいつ、あっちでハーレム共と一緒に気絶していたよね?
「お前が殺る直前に割り込んでいた。こいつを守ろうとして結界を張っていたが、それほど強度のある結界ができずに巻き込まれた」
「……わぁお。カインさんが不死結界張ってなかったら、幼馴染兼この国の希望をぶっ殺しちゃうところだったのね、私」
真面目にカインには感謝だわ……。
よかった、幼馴染を社会的にならともかく、実際的に殺したくなんかないから。
ホッとしたー!!
「カイン、ありがとー!!感謝の印に今日の晩御飯はやっぱりカインの好きなごはんにするね!!」
思わずカインの腕に抱きついちゃったけど、安心したからしょうがないよね!?
「じゃあこの前のうどんがいい。あと、煮物」
「うん!分かった!!」
よし!
今日の晩御飯は腕によりをかけよう!
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