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それは、その都市伝説の事をすっかり忘れた時くらい。
友人とショッピングに行ったんですよあの子と。靴や服、人形とか。歩き疲れて喫茶店によって少しのんびりしてたんですよ。
そんな時友人が言ったんです何段目て、習い事とか、やってるわけじゃないんで、分からなかったから聞いたんです
「え?何のこと」
「ほら、この前話した奴」
「途中で帰っちゃったじゃん」
「そうだっけ。じゃ
踏み抜き階段、始まり、始まり」
実は私も友達に聞いたんだけどその名前の通り階段なんだって
ほら、急いでると二段とか飛ばしたりしない?
するよね、それで……
「ん、どうしたの」
「ゴメン~、弟の誕生日だから早く帰って来いだって、え~っとまた今度で、じゃ」
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