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苔むした石造りが綺麗さっぱりとして居るし、天井付近には硝子に入った光の様な物で照明になって居る。んで何もなかった出入り口には木製?の扉が付き、先程は全く目を向けて居なかった看板には「ホーム」と書き込まれて居た。
「どうなってんだ?誰か説明してくれよ‥」
【情報開示請求→許可】
《貴方の情報開示請求が許可されました。指輪スキルレベルに合った情報が開示されます。詳しくは指輪を‥‥‥》
「‥‥‥指輪?あ、あれ?いつの間に着けて‥?」
頭の中に聞こえる声に疑問を持ち、指に意識を向けるといつの間にか指輪がはまって居た。俺はこう言う装飾品はしないし、此処へ来た時にはして居なかった。不思議過ぎる。
取り敢えず、頭の中に響く声に従って指輪を操作しようと思う。俺が生きて行くには、これをどうにか覚えたりしないと駄目な気がするから。
綺麗な石の部分を触ると、映像の様な物が映し出される。例えるなら、スマホとかのタッチパネルみたいな?触る部分が様々な箇所にあるけど、俺が今使えるのは【お知らせnew】【簡易ステータス表示】【経験pt⇔交換】か‥。後は黒くなり、何のコマンドかすら分からない。
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