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「そいやっ!」
あの後フカフカなベッドで寝て起きた俺は、食事を済ませると唯一の武器である木の棒を手に取り石造りの廊下へと歩みを進めた。そして俺は今、スライムをひたすら叩き潰すと言う作業をして居る。
集団で襲われたら貧弱な俺は即死だろうから、一匹で居る所を殴り掛かる。俺の方がスライムの防御力より攻撃力が高い様で、一撃で倒せるのが良い感じ。まぁ、この木の棒には何かの力が宿って居るらしいからな。
そう言えば、木の棒に潰され倒されるとスライムはスゥッと消えてしまう。どんな原理なのか小一時間問い詰めたい、無理だけど。
「あぁ、そうだ。スライムの簡易ステータス表示、ついでに俺の簡易ステータスも」
【簡易ステータス】
【種族】無機生物(スライム)
【レベル】Lv1
【取得経験pt】2pt
【装備】なし
【スキル】なし
【簡易ステータス】
【個体】志津、23歳、♂
【種族】人(ヒューマン)
【経験pt】22pt
【スキル】指輪1、打撃1、帰還
【装備】量販店の服一式、宿り木の棒、指輪
【眷族】なし
かなり時間が過ぎたかの様に思えたが、まだ8匹しか倒して無いのか‥。でも、これを続けて行けばどうにか人間らしい生活は出来そうだな、一応。
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