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「じゃあこれから会議を始めます。小鳥遊あの案出して」
「はいっ!!」
私の名前は小鳥遊 文香。
現在生徒会副会長です。
「ありがとう」
この人は私が片思いをしている生徒会会長の遠藤 空先輩。
「じゃあこの案について簡単に説明する。この案は学校の目安箱に入れられたもので、その中から俺と小鳥遊が良いと思ったものをまとめた。これを見て何か質問とか意見は無いか?」
会長は私たちが考えたものをとても簡潔にまとめて言った。
「私は別に良いと思うわよ」
この人は三年生の副会長をしている藤中 緑先輩。
少しぶりっ子で私は苦手…
「ぼ、僕も良いと思います」
こっちは一年生書記担当の矢島 碧くん。
おとなしめでメガネが特徴的。
「よし、じゃあ藤中と矢島は賛成だな。小鳥遊二票入れといて」
「あっ、はい」
今回は私たちの案だから私が書記の仕事をやっている。
「じゃあ最後、藤原」
あとは一年生会計担当の藤原 陸斗くんだけ。
藤原くんは見た目は若干チャラいが実はとてもしっかりしている。
「はい。オレはこの案反対かな?」
えっ!嘘でしょ?
そんなことを思っていたら無意識の内に
「どうして?」
と聞いてしまっていた。
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