第四部隊、入隊!

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(いよいよだ……) ラボラトリでメディカルチェックを受けた十村弥生(とむら やよい)はエレベーターの中にいた。これからエントランスへ向かうところである。つまり、これからゴッドイーターの第一歩を踏み出すのだ。 「どうした?まさか緊張しているわけではないだろう」 そう言うのは実地演習などでお世話になった雨宮ツバキだ。フェンリル極東支部の支部長代理の補佐を務めていると同時に、極東支部のゴッドイーターの教官でもある。 「……少しだけ緊張しています」 弥生がそう言うとツバキは微笑した。 「正直だな。まあ、ゴッドイーターだからといってピリピリしているわけではない。そのうち馴染むさ」 話しているうちにエレベーターが目的の階に着き止まった。 「何か聞きたいことはあるか?」 「いえ、ありません」 「いい返事だ」 エレベーターのドアが開き、弥生はエントランスへ入っていった。
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