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唯人はこの事態を把握しているが、その事に対して抗議を起こさなかったらしい。
本人が異を唱えてもいないのに、周りの者が騒ぎ立てるのは得策ではないと弘斗は判断した。
しかもトップである洸たちが動けば、その影響はとてつもなく大きいものになる。
「俺としても許しがたいですけれど、本人が良いというのですから放っておいたんですよ。」
「…なんで唯人は認めたんや?」
「多分、深く考えてない。」
「”面倒だったから”なんて適当な理由じゃ許さねーぞ、唯人。」
■洸side END
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