三大勢力とパパラッチ

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「ま、片岡君は唯人みたいに隙を見せないし、親衛隊もそれほど活発じゃないから身の心配は無いと思うけど。」 「おい、今さらっと失礼な事言っただろ。」 俺のどこが隙だらけなんだよ! 「いや、事実だろ。現に今もこんなに無防備じゃねーか。」 先輩がフッと笑う。 「は?何言って…っ、!?」 「ほら、な?」 「!!」 先輩が笑ったかと思ったら、急に顎を掴まれて至近距離に先輩の顔。 先輩の茶色い目に俺が写ってる。 「ちょっと、近い…」 微かに鼻が触れ合う。 「ほら、俺なんかに簡単に掴まった。本当に警戒心が薄いね。」 「ちょ、しゃべんないでっ。」 吐息がかかってくすぐったい… 「今までよく無事だったな。食べられちゃうのも時間の問題かな?」 「―っ、離せって…」 「自力で逃げてみなよ。」
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