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"あんな事"といっても、俺の中でこの変化は戸惑ってしまう程に大きい。
自分の頼みやわがままは、相手の負担になると思っていた。
いや、実際はそうなのだ。
だけど、湊や颯はそれが迷惑でない。むしろ頼ってくれたら嬉しいって言ってくれる。
「…ありがとう、湊。」
「ん。」
またギュってしてくれたから、勇気を出して湊の制服にしがみ付いてみた。
「!…ははっ。唯人、可愛すぎ。」
あ、また笑ってくれた。
湊が俺を抱きしめる力を強めたから、湊の胸に顔をうずめた。
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