君との距離

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「はは。随分仲良くなりましたねぇ。」 「コイツらも犬みたいな性格だしな。気が合うんじゃねーの。」 「新と千紘に尻尾の幻覚が…」 (((微笑ましいなー))) 「なぁ守山♪コイツらの名前、何ていうん?」 「黒い方はメスの『ココ』で、薄い茶色の方がオスの『クゥ』です。」 2匹ともミニチュアダックスフンドで、もうすっかり大人だ。撫でると長く艶やかな毛がとても気持ちいい。 「へぇ!お前、ココって名前やったんか。改めてよろしくなー♪」 「君はクゥちゃんかー。ふふ、可愛い名前!」 気が済むまで2人は放っておいて、守山と俺、弘斗、湊は話をするために席に着く事にした。 「洸、唯人君は?」 「上で寝てる。アイツの妹が見ててくれるって。アイツも様子見てたけど、特に問題も無いってさ。」 そう言ってキッチンでコップに飲み物を注いでいる守山を指差した。 「そうですか。」 ホッと安堵の息をついたと同時に、何か違和感の様なものを感じたのか、弘斗の表情に曇りが見えた。
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