君との距離

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暴れ疲れたのか、唯人の抵抗が徐々に弱まってゆく。 それに比例して俺の思考もクリアになってゆくのを感じた。 先輩たちは何か言いたそうなのをグッと堪え、廊下に立って、事の成り行きをじっと見つめている。 「取りあえずはお前に任せる」 洸先輩の紅い瞳が俺にそう言った。
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