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「さっき剣吾が俺から離れた時、俯いちゃったのは恥ずかしかったからで…
決して剣吾が嫌だったわけじゃない。
誤解させてゴメンな。」
大丈夫だよ、と頭を撫でてやれば、今度は困惑の色を浮かべて俺を見る。
「俺、お前の事好きって…」
「うん、伝わったよ。」
「意味、ちゃんと分かってる?」
「分かってるよ。
恋愛感情で、でしょ?」
自分で言ってて、顔が再び熱くなった。
なんか今の俺、自意識過剰のナルシストみたい…
そんな俺の心中を知る由もない剣吾は、ポツリポツリと話し始めた。
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