秘密

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好きな奴が、自分の隣で『ずっと親友だ』と言って笑いかけてくる。 それはどれだけ苦しかったんだろう。 俺はどれだけ剣吾を傷つけてきたんだろう。 俺は、なんて残酷な事をしたんだろう。 昔の…いや、今の自分も殺してやりたい。 あ、でも殺しちゃったら剣吾がまた自分を責めるから、「もっと周りをよく見ろカスボケクズ」って怒鳴りつけて罵って、数百発殴って蹴って踏みつけて潰してぶっ刺してやりたい。 あれ、結局殺っちゃった。 まぁいい。とにかく、剣吾が俺を守りたいと言ってくれたのと同じように、俺だって剣吾を守りたいんだ。 剣吾を傷つけるものは俺が許さない。 それが自分自身であるなら尚更。 それくらい、俺にとっても剣吾は大切な人なんだ。
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