2659人が本棚に入れています
本棚に追加
好きな奴が、自分の隣で『ずっと親友だ』と言って笑いかけてくる。
それはどれだけ苦しかったんだろう。
俺はどれだけ剣吾を傷つけてきたんだろう。
俺は、なんて残酷な事をしたんだろう。
昔の…いや、今の自分も殺してやりたい。
あ、でも殺しちゃったら剣吾がまた自分を責めるから、「もっと周りをよく見ろカスボケクズ」って怒鳴りつけて罵って、数百発殴って蹴って踏みつけて潰してぶっ刺してやりたい。
あれ、結局殺っちゃった。
まぁいい。とにかく、剣吾が俺を守りたいと言ってくれたのと同じように、俺だって剣吾を守りたいんだ。
剣吾を傷つけるものは俺が許さない。
それが自分自身であるなら尚更。
それくらい、俺にとっても剣吾は大切な人なんだ。
最初のコメントを投稿しよう!