期待と現実

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初対面の先生に対して「天パですか?」なんて聞いちゃった後なのに… 全然学習してないよ、俺!! さっき超反省したじゃんか!! ほら、先生が横で今にも笑い死にそうだよ!? そうだ。 悪い事したらすぐ謝らなくちゃ。 「えーっと、すみま―…ゴフッ!!?」 謝罪の言葉を言おうとした途端、何かが俺の腹にクリーンヒットした。 それはもう、えげつない勢いで。 衝撃と重さに耐えきれず、そのまま地面に倒れ込む。 仰向けになった俺の腹の上にあったのは―…人間だった。 しかも超カワイイ顔してる奴。 そう、コイツが俺に突進&抱きついてきたのだ。 タックル並みの破壊力だったけどネ☆ スッゲー小柄な奴なんだけど、腹の上に乗られると息苦しい訳で。 「あの…重いからどいて。」 「きゃーっ!しゃべったぁ!!」 いや話しますとも! だって俺も人間だもの!!
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