君の知らない過去

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剣吾は俺の扱い極めてるもんね。 どうすれば俺が喜ぶか、落ち込むか。 落ちた俺を、どうやって引っ張り上げるのか。 俺自身よりも、俺のこと知ってる。 「で、唯人はどんなプレゼントもらったの?」 「えっとねぇ、」 誕生日にクリスマス―… 視線を斜め上に移して、過去に両親から送られてきたものを思い浮かべる。 「んーと、本が多いかな。 薄い絵本から、分厚い小説までいろいろ。 あと、向こうのお菓子とか。」 外国のお菓子って面白い味がするよな。色もすっごいカラフル。 ちょっとの間だけ枕元に置いて、後日杉下さんと美味しく頂きました。
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