君の知らない過去

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確かに寂しい思いはした。 それは否定しない。 でも、それは俺自身が望んだ結果だ。 彼らが心から仕事を愛し、全力で打ち込んでいるのを幼心に理解していた。 仕事をバリバリこなし、忙しいながらも生き生きとした両親を見て、「カッコイイな」「これでいいんだ」って思えた。 例えあまり会えなくても。 俺を忘れたわけじゃないんなら、それでいい―…。
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