君の知らない過去

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たとえ家族が側にいなくても。 物心つく前から両親が留守がちで、親代わりは家政婦の杉下さんでも。 朝「おはよう」で目が覚めて 夕方家へ帰れば「おかえり」に迎えられて 夜「おやすみ」を聞いて目を閉じる。 それだけで、俺は一人じゃないんだって思えたから。
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