最後の日へのカウントダウン

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そして僅か数分後、俺は盛大に首を傾げることとなる。 膨大な気力を使い果たしてソファに全身を預けていると、手に握ったままの携帯が大きく震えだした。 「!!!?」 飛び上がって見てみると、それは母からの返信で。 『パパもママも元気よ。  唯人も元気かしら?  携帯、喜んでくれたみたいで良かったわ。  杉下さんの件、まだ報告を受けていなかったんだけど了解したわ。  でも1人で大丈夫なの?  何かあったら遠慮なく言いなさい。  ところで今日は随分畏まった話し方するのね。初めての携帯に緊張したのかしら?  またPCの方に連絡するわ。  ではまたね、ママより。  』 えーっと、どこからツッコもう?
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