オオカミと美術室

取りあえず―… 今は事実確認が先！母さんが俺に連絡くれてたのを、俺は知らなかった。家のパソコンなんか触った事ないし。もしかして俺が気付かなかっただけで、両親は俺と連絡を取ろうとしてくれてたんじゃないのか？そんな希望にも似た感情に急かされて、俺は慌ててリビングを飛び出した。向かったのは１階の奥にある書斎。「確か、パソコンはあの部屋に…」

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