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それでも変な違和感を拭い去ることができなくて、しばらく部屋の中を見て回ることにした。
緻密な模様の描かれた陶器
精巧で流れるような曲線が美しい彫り物
思わず目を奪われるほどに鮮やかな色彩で描かれた絵画…
改めてじっくりと見た作品たちは、自分の生み出したそれとは比べ物にならないほどに美しい。
「俺もいつか、こんな作品を創れるようになるかなー。」
触れるのを躊躇するほどに完璧な作品と、拙い自分の作品を見比べて苦笑いが出た。
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