最後の日へのカウントダウン

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他の誰かからしたら何の価値もないような、額に入れられた小さな絵。 けれど俺にとっては、この部屋にあるどんな高価な美術品よりも価値のあるもの。 部屋中に被せられたシーツを取り払って、部屋の隅々まで探しても見つかる事はなかった。 それどころか、他にもいくつか見当たらない作品があった。 「俺の絵ならともかく、父さんや母さんの物には触れてないのに…」 両親の物を勝手に動かすなんて事、絶対にしていない。 だから部屋から消えるなんて事は100%有り得ないはず…なのに。 だったら、どうして…
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