最後の日へのカウントダウン

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そして季節は流れて冬へ。 俺は特に変わった事もなく、相変わらず学校から剣吾の家へ直行する生活を送っていた。 変わった事といえば、『お宝紛失事件』の被害が他の部屋にまで拡大している気がするということ。 2階のあまり使われていない部屋に飾ってあった小物(金と光るガラスが綺麗で気に入っていた)なんかがある日消えていた。 他にも色々神隠しにあっているようだが、俺への被害はないし、犯人らしき気配を感じた事もない。 何かもう考えると怖いし疲れるし、その度に剣吾が心配して大変… だから-… 『これは妖精の仕業だっ!!』 って無理矢理思うことにした。 え、なに頭の痛い子?現実逃避だって? それのどこが悪い。 時には現実から目を背けることも大切なんだぞ、人間だもの←
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