好物が招いた危機

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素直にコクコクとうなずいた俺を見てニコッと笑う颯。 「!!」 手を掴んで引き上げられた勢いで颯の胸に飛び込んだ。 「あ、ごめ―…」 「よくできました。」 「!!!」ゾクゥッ また耳元で囁かれて離れた。 「さ、購買行こうか。」ニコッ 何事も無かったかのように、先を歩いて行く颯。 「―…っ/////」 「えー、超意外…颯ってあんなキャラだったのぉ?」 千紘も開いた口が塞がらないって顔で颯を見てる。 俺達が立ち止っている事に気付いた颯が振り返った。 「おーい、そんなトコで立ち止まってどうした?」 颯…お前って、実は… 「「天然ドS」」 俺と千紘の小さな呟きが重なった―…
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