2659人が本棚に入れています
本棚に追加
背中はピッタリ颯にくっついていて、これ以上は下がれない。
完全に逃げ場を失った俺。
「ふふ。何で逃げるの?」
いや、普通逃げるでしょ。
そんな笑顔で至近距離まで近づいて来られると怖い…
「はいっ!姫ちゃん確保~☆」
「ぅおっ!」
千紘が俺に抱きついてきた。
「パンくれるって言ったじゃん。」
「言ったよ。だから千切んの待ってて!」
マジ何なの!?
「僕、こっちのが食べたいなぁ♪」
ペロッ
「…へ?」
千紘に口の横を舐められた。
未だ目の前にある千紘の顔。
「うーん…やっぱり甘いなぁ。でも姫ちゃんのだから美味しいよぉ♪」ニコ
はははははは。
いやいや、意味分かりませんから。
ヤベー、俺今絶賛パニック中ー☆
最初のコメントを投稿しよう!