美術準備室

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うわぁ、変な声出た! 耳がゾワゾワするーっ!! 「ちょっと何す―…ンっ、」 耳たぶをぺろっと舐められた。 「おお、予想以上の反応だな。」 感心してる場合か―っ(怒) 人の話は最後まで聞けよ! だーっ、もうマジ許さん! 颯は天然だけど、お前はわざとだろ! 楽しんでんだろ、このドS!! 変態って呼んでやろうか!!? 「洸っ、そろそろ離せって…」 「自分で逃げてみれば?前にもこういう事あったって言ってたじゃん。」 「あれは何とか隙を見て…」 こんな密着して乗られてたら逃げれる訳ねーだろうが! 「そう。それは残念だったな。じゃ、俺の気が済むまで遊ばれてろ。」 「はぁ?冗談じゃ―あっ、」 右耳を手で弄ばれ、左耳は洸の舌が形をなぞる。 「はっ…ンぁっ!…も…やめっ、」 「はは。耳だけで感じすぎ。」 「!! /////」 耳元で甘い声で囁かれる。 もー、マジで無理だって! ギューっと洸の背中に回した手に力を入れる。 ふと洸の攻めがピタリと止まった。 やっと飽きたのか? 「なぁ、お前さ…わざとなワケ?」 「ふぇ?…なにが…?」 洸が俺の顔を上から見下ろす。 こんな状況でも、紅く光る瞳から目が逸らせない。
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