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何なんだよ、どいつもこいつも!
笑いすぎるとな…
腹痛いし!
息切れるし!
涙出るし!
頭に血が上るし!
最悪なんだからなっ。
それをお前らは―…
「全員どけ!俺は部屋の掃除する!」
ヅカヅカ バタンッ
美術室に取り残され、唯人が消えて行った扉を見つめる5人。
「あちゃー、姫ちゃんご立腹~。」
「遊びすぎちゃいましたかね?」
「バカ新。」
ゴッ
「痛っ!?グーは痛いぞ湊!」
「うーん…どうすっかなぁ。」
少しやり過ぎたかと反省。
しかし―…
「でもさ、唯人ってついイジっちゃうんだよねー。」
湊に殴られた後頭部を擦りながら、新が笑う。
「それは同感です。」
「いや、弘斗の場合は唯人だけじゃねーだろ…」
「もちろん、あなたをからかうのも楽しいですよ、洸。」
「げっ、」
「それにしても…さっきの姫ちゃんは一段とヤバかったねー。」
千紘の言葉に全員が先ほどの唯人を思い浮かべた。
「「「「//////////」」」」」
「だーっ!あのうるうるな目での上目づかいは反則だぁっ!」
「発狂すんじゃねーよ新。」
「あぁ?そう言う洸は何も思わなかったのか!?」
「んー、上気した顔とあの息遣いはヤバかった。」
「洸、変態…」
「エプロン姿っていうのも悪くないですねー。」
「あはっ、弘斗ってばマニアックなのに目覚めちゃったねぇ。」
結論:みんな変態です。
唯人の無自覚な言動は
もはや凶器である。
以上
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