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美術室に残った新と湊。
「はー…危なかった!助かったぜ、湊。」
ふうっと息を吐いて苦笑いを浮かべる新に、湊は僅かに眉をひそめる。
「別に。…もういいんじゃないか?」
「んー。そうなんだけど…何か今さら変え辛くってさ…」
「まぁな…だが、俺は素のお前の方がいい。」
「み、湊っ!」
「おいっ、飛び付くな!」
「ま、そのうち…な!」
「…ああ。」
フッと笑い合って騒がしい準備室へと足を踏み入れた。
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