プロローグ

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「…退屈だ」 俺の夢と希望は現時点を持って終了の鐘を鳴らした それは魔界の王になる事。 何億もの魔物、何千もの魔族、何百もの魔神…幾多の危機を乗り越えついに祈願を達した俺は、やることがなくなってしまった  魔界の王となった俺は、もはや敵になる相手がいない 戦いたい!と思っても俺の能力「ダークイヤー」の元、一瞬で勝負は着いてしまう。 「はぁ…退屈だ」 そう思って足を伸ばし、後ろに振り返り足を進めようとする …あ、ここ…断崖絶壁の足幅が狭い岩の上でした 「…魔界最強の俺は、実は能力以外そこらの雑魚と同じなんだよね」 こんなときに格好つけてる場合じゃないが、時間は時として残酷に変わるものだ。 ーーー訂正する。暇じゃない、時間は少ないものだ。
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