一章

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「話すか?」 「話す話す話す話す!!!!だから早く止めてくれ!!!!」 「…………解除。」  あ、解除した瞬間に気を失った。とりあえず腹部を蹴って起こすか。 「オラ起きろや。」 「あぶっ!?」  おわ!?汚ねぇ!?吐くんじゃねぇよ。 「…………汚い。」 「気持ちが悪いですね。消えてほしいです。」 「君たちは全くもって……。」  とりあえずオッサンにイロイロ話させるか。 「いいか。今から言うことにまずは『はい』か『いいえ』で答えろ。『はい』の場合は詳細に答えろ。」 「わ、わかった。」  まずはイヴから。 「あなたは帝国の闇帝の『イザード=ライクス』を知っていますね?」 「あ、あぁ。知っている。そこの『死神』を手懐けるための手段をくださった方だ。」 「今、どこにいるんですか?彼は帝国の首都にいないから探しているのですが。」 「前………たしか半年ほど前に現れた時には、次は王国に行くと言っていた。それ以外は知らない。」 「…………わかりました。」
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