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だが、神も対策を考えていなかったわけではない。
それが、『消滅』という魔法だ。
汚れた魂を消滅で消す。
そして上位の神が新たな魂を創る。
これが『魂の循環』の真相だ。
俺も使い魔に聞いただけだから詳しくは知らないけどな。
「最期に誰も知らないようなことを知れてよかったな。んじゃ死ね。『再生』。」
残りわずかとなったオッサンの体。
この男の死はすぐそこだ。
「もう叫び声もあげれないだろうな。まぁ罪悪感もないけどな。これがクズの死に方だ。」
もうほとんど消えたオッサンに背を向け、俺たちは部屋を出た。
―――――
「それでは!!死神さんと妹ちゃんの歓迎パーティーを始めまーす!!」
「「「イエーーーーーー!!」」」
「数名テンションがおかしいのだが。」
「慣れろ。いつもこれだ。」
あの後、最後の一人を待ち、事情を説明した。
その時の一言は、『またリーダーか……。』とのことだ。
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