無題

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深紅の薔薇 貴方はずっとずっと1人ぼっちだった。 自分は他人とは違う人間で立派でいないといけない。 自分は選ばれた人間なのだと。 そんな考えを脳に植え付けて誰にも甘えることもせず、 凛として美しく強く強く傲慢に生き強大な威厳を手にした。 そして、貴方は自分以外の人間が自分の中に入ることを禁じ立ちいろうとする者を容赦なく傷つけた。 それはまるで、薔薇の棘のようだった。 だけど、貴方はずっと優しくて誰かの為に怒りを持つことだって出来る。 本当は貴方は強くなんかない凄く繊細で傷付きやすいことを私は知ってる。 誰かに愛されたことがない貴方はただ誰かに愛されるのが怖だけ。 ただでさえ不器用な貴方は愛に対してどうしたらいいのか分からないだけ。 大丈夫。 怖がらないで、怒らないで。 強くなんてなくていいから。 貴方は1人じゃないから。 貴方はちゃんと愛されてるから。 紅の薔薇の花言葉は、 貴方を愛す 紅の薔薇の葉の葉言葉は、 無垢の美しくさ 私は貴方を心から愛しているから。 貴方も誰かを許し誰かを愛して。 紅く紅く染まる貴方を私は絶対に裏切らないから。 どんなことがあっても、 貴方の生涯が終わるその時まで私は貴方の側に居続ける。
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