Ⅳ.damnation game《滅戯》

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一方。 カゲトからオーロラを手に入れたと連絡を受けたナナは、雇い主へオーロラ入手の報告を行っていた。 「無事オーロラを入手出来たわ。 アンタの望み通りに、事を荒立て過ぎずにね。 え・・・いつそっちに来れるかって? もう間も無くカゲトと合流するし、一時間以内にはそっちに行けると思うわ。 じゃあ後でね」 オーロラの入手が確実となったせいか、いつもは小言の多い雇い主も上機嫌だった。 「オモチャを手に入れたガキじゃあるまいし」 ナナは嘲笑を浮かべつつ、携帯の通話を切った。 雇い主の思惑通りに事は進んでいるが、それはナナの思惑通りでもあり、ここから先の展開について、両者の思惑が一致するかどうかは解らない。 ここから先については、雇い主の意向次第といったところだろう。 「ま。何がどうであれ。 アタシの考えを曲げる気は無いけどね」 冷たい笑みを浮かべ、胸でそう呟くナナは、カゲトとの合流ポイントへと向かった。
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