ハッとしてグッときた

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「棒倒しの大将のこと、黙ってただろ?」 「伊達ぇ。倒すんじゃねえよ、起こすんだ」 「きいぃぃ!どっちでもいい!キサマぁぁ~、何故競技のカラクリを言わなかったぁぃ?」 胸ぐらを掴む俺に、『あ、そうだっけ?』っとまた、すっとぼけてやがる。 「野郎でタつわけねえだろうが!」 「だからいいんじゃねえか。だってよ、こんな下界と隔離されたトコで経験のねえヤツなんか、触られた途端に発射だぞ。その点おまえなら…」 「俺が何も知らねえと思ってんのか?地元じゃ有名だって話じゃねえか。荒海の種牛…」 「あちゃあ…バレたんだ」
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