世に言う…蒼い霹靂

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「特攻隊長はミクで決まりだな」 選ばれるかどうかもわかんねえ競技に、今年も作戦会議が行われ… 配置を決めるこの時、俺の名前が急浮上! 「な…なんで、俺が?」 「そ…そうだ!何で一番小さいミクがだよ?」 小暮が怒ったように立ち上がった。 「だから、“一番小さい”からじゃねえか。この作戦では櫓の上まで飛ばすんだからな。小さくて軽い方がいいだろ」 「なら、ミクくらいのサイズのヤツ、まだいるじゃねえか!アイツとか…」 小暮はクラスの小柄なヤツを指さし、ソイツは『俺は無理っ』と舌を出している。 「だが、このクラスで一番身軽に動けるのもミクだからな。どっちからいってもミクが一番適任じゃねえか」
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