881人が本棚に入れています
本棚に追加
/652ページ
「「えー!?」」
「そうだな。保険は必要だ。万が一に備えてな」
「そんなあ~!てめえ~小暮ぇ」
「シバくぞ、コラァ!」
「へっ、ほざけほざけ。いつでも相手になってやらぁ。せいぜい腕を磨いて気合い入れて来いよ!」
小暮は勝ち誇った顔で席についた。
「いいか…俺は迷いもなくアイツらのどっちかを櫓まで投げ上げてやる。俺の背負いはキレが違うからな」
小声で俺に話す小暮は、実は柔道部主将だ。
かなり強くて有名らしい。
「無茶苦茶じゃねえか。ま、一応バナナで練習しとくわ」
最初のコメントを投稿しよう!