The world which begins to change

4/4
9人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
『いやぁ~のう、何て言うのかのう・・・』 神が言いごもるので俺は 「はっきりしろ~!」 そうすると、 『早い話、おぬしと連れの女が死ぬかもしれなかったのは、わしのせいじゃ』 「は?なんつった?神様よぅ!」 『いや、だからワシのせいでお前らは死ぬ運命だったってことじゃ。結果的に女は助かったがの』 「すまん・・・話が見えん」 『詳しく言うとな、この前神たちで集まって麻雀やっておったのじゃ。』 「ほうほう、それで?」 『それでじゃの、負けてしまっての。イライラして人の運命変えてやろうかなぁ~何て思ったのじゃよ』 「ほう、お前は自分の気分で人の運命をいじるのか」 『気づいた時には遅かったのじゃ!悪いと思っとるからおぬしをここに呼んだのじゃ!』 「ふ~ん。それで、俺は死んで香織は死にかけたのか。」 『お、おぬし・・・顔が物凄いことになっておるぞ・・・』 「誰のせいだごらぁぁぁぁぁ」 切れた俺は、神に向かって 「マダ○テ」 『いきなりそれか!』 「なんで死なねぇんだよ」 『おぬし、神を殺そうとしたのか・・・こんなことで神が死ぬか!』 などと神がほざいているので、 「ドルマ○ン、ジゴスパ○ク、メラガイ○ー!!!」 未だ未だ撃ちたかったが、煙が立ち込めてきたので一旦やめた。 そうするとボロボロになった神が出てきた 『容赦ないのぅ・・・死ぬかと思ったわい・・・』 「おいおい、この程度で俺の事を殺した事がチャラになると思うなよ。」 『悪かった!こればっかりは済まぬ。おぬしの女、香織だったか?その女の安全はワシが保証する。それで一旦許してくれんかのぅ?』 俺にとってこの提案は、悪くはなかったので、 「しょうがない。一旦休戦してやる。でも許したわけじゃない」 『そうか、ありがたい。急じゃがそろそろ、転生しようかの?』 「転生後はどうなるんだ?」 『それはワシにも分からぬ。ただ、サポートはするつもりじゃ。』 「分かった。神のおっさん。転生前に香織を見ておきたい。いいか?」 『それ位ならお安い御用じゃ。ほれっ!』 神が声をあげると、鏡みたいなものが現れ、徐々に鮮明になっていく。すると 「香織・・・・最後に見れて良かった。」 『良いかの?』 俺は、 「ああ、問題ない!」 『それでは転生させるぞい!』 そう言ったあと神が何やらブツブツと言葉を発したと思ったら、俺は光に包まれ意識が薄れていった。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!