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「纓二!あなたは私だけをみていなさい。他の何も見ないで!」
メルさんは僕に叫ぶ
先ほどからメルさんは二体の怪物、、、ヒュドラと対峙している
レフリリアさんに何が起こったのか、僕の目をメルさんが隠していたからわからなかった
否
レフリリアさんが既にこの世にいないことは知っている
そして、フーさんがどうなっているかも
知っている
「最後はあなたね、、、それに、あら、可愛い坊やもいるじゃない。私の子供に欲しいわー」
「誰があげるものですか!」
メルさんの前には魔王エキドナと合体した12本の首をもつヒュドラ
「ヒュドラ!今日のデザートよ」
ヒュドラの咆哮
「纓二、よく聞いて、、私が合図したら全力で遠くに逃げて、飛詠のところまでいって。、いいね!」
メルさんは今までに見たことのない顔をしている
逆らえないと直感的に感じ、首を縦に振る
「でも、メルさんは?」
「私が時間を稼ぐ。纓二もブレーカーならわかるでしょ?」
最も力を持つものが敵を引きつけ、残りのものは生き残る事を最優先する
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