第1話 寝坊しました。

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やべぇ、俺にこんな素質があったとは……!! エスパーという摩訶不思議な才能を持っていると知った俺は今やテンションは頂点に達していた。 と、感極まって「ひゃっほーい」と叫びそうになった時、武田さんが遂に真実を言った。 「──アイドルの素質が!」 「……え?」 俺は耳を疑った。聞き間違えかと思っていたが、耳にははっきりと武田の言葉が聞こえていた。 「俺が、アイドル?」 「はい。ビジュアルだけではなく、声もいい。どうですか?」 どうですか?と言われても俺は物凄い勘違いをしていたということが恥ずかしくて答える事ができない。
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