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ドスン！
ベッドから床に落ちた俺は眼を覚ます。
「……夢かよ」
物凄く痛い。床に頭をぶつけた身体的な痛みよりも、今日から高校生になる男子がエロゲ風な夢を見るという精神が痛い。
彼処で妹フラグを立てなかっただけでも良かったとしよう、とポジティブに考えることにした。
実際、妹はいる。この夢も偶々見た妹がやっていたゲームの影響だったりする。
「……今、何時だ？」
立ち上がり、壁に掛けてある時計を見る。
【8:30】
「嘘だと言ってくれ……」
遠くで学校のチャイムが鳴る音が聞こえた気がした。
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