第1話 寝坊しました。

9/18
前へ
/18ページ
次へ
そこには、人気アイドルが数多く所属している事務所と、この男の名前があった。 凄い人なのだと知り驚いていると、男改め武田 正樹(タケダ マサキ)は予想通りの反応だと言いたげに笑顔になる。……相変わらず鼻血は垂れたまま。 「それで、僕が言いたいこと分かりますよね?」 それに俺は更に驚く。 心が読めるわけ……はっ! こいつ…、俺がエスパーだと思ってやがる!? はは、流石にそれはないか。 「冗談ですよね?」 軽く笑いながら言うと、武田さんも笑いながら応える。 「いや、本気ですよ。貴方には素質がある──」 エスパーの素質あんの俺!?
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

32人が本棚に入れています
本棚に追加