~プロローグ~

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上手くコミュニケーションがとれるだろうか。不安と緊張が、徐々に高まっていく。少しでも落ち着こうと胸に手を置いた時だった。 「…もしかして優希姉?」 「!?」 突然の呼びかけに、思わず声にならない声が出る。と同時によろけた私は、派手にアスファルトに尻餅をついてしまった。 今思えば、それは私の日常が大きく変わっていく始まりの合図だったのかもしれない。
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