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2年生になって、私もアルバイトを始めた。
お金が欲しかったわけではないのだけれど、美穂ちゃんもさやかちゃんもアルバイトをしていたので放課後暇だったのだ。
白髪のような金髪の高校生を雇ってくれるアルバイト先ほとんどなく、結局近所のスーパーの倉庫係で雇ってもらうことになった。
倉庫には同年代の男の子が一人と父と同年代くらいのくたびれたおじさんが働いていた。
男の子はそこの正社員だと言った。
近くのアパートに一人で住んでいるのだとも言った。
放課後は毎日倉庫の整理と在庫の管理に追われた。
重いダンボールを移動したりする時、彼がよく手伝ってくれるようになった。
箱をひょいと持ち上げる彼の太い腕を見てなにか今までに感じたことのない気持ちが芽生えた。
今まで何人かの男の子と付き合ったけれど、ドラマや漫画にあるような胸が苦しいなんて気持ちになったことはなかった。
けれどその時から私は彼から目が離せなくなり、始終ドキドキするようになった。
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