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なくなる場面に移ります。
嵐のご祈祷の後、病に臥せり、程無くして亡くなりました。
周りには千恵さんと大勢の村人が取り囲んでいます。
千恵さんは心配させまいと気丈に振る舞い見守っています。
私「しげみちさんの人生はどのような人生でしたか?」
「無念ではあったけど、やるだけのことはやれました。」
私「心残りはありませんか?」
「どちらかと言えば、悔いはない。」
私「春夫さんの人生にどんな影響を与えていますか?」
「神様と共に生きる。」
私「『やり残した事を伝える』具体的にはどういうことですか?」
「神社の素晴らしさ。何かを忘れかけている今の日本人。そのの心の何かを取り戻すことです。」
私「では、春夫さんは何故神主とか神社関係で生まれなかったのですか?」
「それが当たり前になってしまうと職業としてしか感じなくなってしまう。」
私「貴方からみて春夫さんは順調ですか?これからどのように歩んで行くのでしょうか?」
「写真と共に伝えて行く。お社だったり神社の写真だったり…」
しげみちさんの魂が天へと昇ります。
着いた先は、一面黄色の光の世界。
私「何か見えますか?」
「目には見えないけど感じます。無限の存在。親しみを感じます。」
私「何か声が聞こえませんか?」
「ゆるめる。」
声の主はあの龍神様でした。
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